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SINGULARTファミリーのご紹介 – Marion Sailhen

Marion Sailhen

オンラインプラットフォームおよびギャラリーとして、SINGULARTはそのサービスで知られています。 しかしチーム自体 ― つまり多くの人の協力によってSINGULARTが成り立っているということ ー は、時として陰に隠れがちになります。 新シリーズ「Meet the Singulart Family」では、この「チーム」にスポットライトを当てたいと思います。 多様性と包括性をコアバリューとするフランスのスタートアップ企業として、私たちSINGULARTは、たくさんの興味深いストーリーをもっています。 多くの人々をパリへ、SINGULARTへと導いた、人生の物語を発見する旅に出かけましょう。 今週は、アートフェアマネージャー・Marion Sailhenのストーリーをご紹介します。

Marionは、両親とそれぞれの家系に芸術的なルーツを持つ、芸術家とアート愛好家の一家に生まれました。 母方の祖父母は、よく一緒に絵を描いていたそうです。 何度も語られた家族の物語は、彼女の曾祖父が開発した驚くべき手法に関するものでした。 Marionの曽祖父は、第一次世界大戦で腕を失ってしまいます。しかしながら口に筆をくわえて絵を描くようになり、幻想的な絵を描いて人生の喜びを取り戻しました。 彼女の父方の祖父母は美術品の収集家で、Marionは幼い頃から美術史について教えられていました。 Marionが5歳のとき、あるギャラリーに足を踏み入れた彼女は、戸惑う来場者にピカソ がある絵に与えた影響を的確に説明。これは、彼女の芸術分野での将来を予感させる出来事でした。

Marion Sailhen、アクアアート・マイアミにて
アクアアート・マイアミにて

Marionについて

その家系から察する通り、Marionはもともと芸術関係の仕事に就きたいと考えていました。 リヨンとパリで美術史と歴史を学び、修士課程を終えたMarionは ロシアで博士号を取得するため、シベリアに渡りました。 およそ1年が経った頃、彼女は、孤独な研究活動は自分に合わない、もっと人との交流が必要だと気付いたのでした。

パリに戻ったMarionは、現代美術のギャラリーやFIAC、クリスティーズでいくつかのインターンを経験しました。 彼女の最初の仕事は、ArtCurial Auction houseでした。 次のステップは、アンティーク家具やグレートマスターズを専門とするオークションハウス「Drouot」。 5年間働いた後、彼女は次の冒険の準備をしていました。 次の冒険はここ、SINGULART。アーティストとより密接に仕事をするために、昨年SINGULARTに加わりました。

SINGULARTのイベントに登壇したMarino Sailhen
イベントでSINGULART提携アーティストと話すMarion

Marion、SINGULARTの旅

アートマーケット、イベント、セールスのオーガナイズなど、幅広いバックグラウンドと知識を持っていたMarionは、アートフェアのオーガナイズこそが、自分のキャリアの一貫性の中で自然なステップだと考えました。

フェアのオーガナイズには、これまでの仕事内容と通ずる点がたくさんあるんです。オークションで優秀なコレクターに来てもらうことは、フェアで最適なアーティストを探すことと似ています。

SINGULARTに加わった当初、自分のやりたいこととは違うと思いながらも、彼女はSINGULARTのアーティスト・リエゾンの仕事に応募しました。 しかし、このポストの採用インタビューは、夢のような仕事を手に入れるための素晴らしいきっかけとなりました。 Marionはこのインタビューで、SINGULARTの 共同創設者・Véraと出会ったのです。 彼女のスキル、希望、そしてSINGULARTが提供できることを一緒に考えたVéraは、彼女に新しいポジションを作りました:VIPアーティストやフェアの責任者という職責です。 この仕事はすぐに成し遂げられたわけではありませんでしたが、機が熟すのを待ち、このSINGULARTの新しい部門を立ち上げていきました。

Marion、アーティストとともに
Michel Mirabal氏とMarion

Marion Sailhenへ3つの質問

なぜ、アートなのですか?

私の血の中に、流れているからです – 私の家族は、芸術家や芸術を愛する人たちに囲まれて育つという、素晴らしい贈り物をしてくれました。

SINGULARTのどんなところが好きですか?

SINGULARTは、単なるオンラインプラットフォームではなく、真の情熱、使命、天職を持っています。アーティストに力を与える場所です。 私たちが他社と違うのは、この点にあります。 そしてもちろん、チームの強い国際性が、非常に刺激的な環境を作り出しています。

SINGULARTの将来像について、どう考えますか?

アフリカの一部やミャンマーのように、まだアートマーケットへのアクセスが十分ではない遠隔地や新興国のアーティストや作品を、紹介・展示できるようにしていきたいと思っています。 そしてもちろん、すべての主要都市でより多くのアートショーやフェアが開催され、素晴らしいアーティストのプロモーションが継続的に行われることを願っています。 私はSINGULARTを、世界のアート市場におけるの偉大なアクターだと思っています。

Marionに、SINGULARTで今気に入っている作品をいくつか選んでもらいました。